雑談:ナーサリー編:トイレ事情

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英国で知っておいて損はないであろうこと―。それは入園時に、ナーサリーの方針によって「トイレのしつけの完了」を求められるか、そうでないかと言うことです。この記事ではナーサリーなどを探すにあたり、ちょっと知っておきたいトイレ事情についてお話します。

ナーサリートイレ事情:体験談

乳児から入園する場合は年齢を鑑みオムツであるのは当然ですが、政府の補助がある(15時間までの無料保育申請が可能な)3歳児からの入園では園によって少々状況が異なります。

例:① Aさんの体験

開放的な雰囲気の漂う都市Aでは、3歳児の入園に対し、『トイレのしつけを完了させておいてください』と言う条件を言われた、もしくはそう言われた人を聞いたことはありません。

寺子屋UK
寺子屋UK

*注意*あくまでAさんの体験です。また公立小学校に付属しているナーサリーについては確証ないそうです。

例:② Bさんの体験

少し保守的なイメージのある地方都市Bでは前述と同じ条件の3歳児に対して『トイレのしつけを完了させておいてください』と言われました。都市Aとだいぶ違うので、周りに聞いてみたところ、その地域ではむしろ当然のことである印象を受けました。

トイレ・トレーニング事情は地域差あり

都市や地域によって、おむつ(英英語:Nappyナッピー)による、いわゆるトイレ・トレーニングの考えが違うことがあると、友人などと話していて気が付きました。

その土地の教育に関する風土のようなものなのかもしれませんが、都市Aでは『子どもはそれぞれ、その個性のタイミングがある。無理強いはよくない』と言うことで、中には小学校に就学した5歳の子供でもオムツで受け入れてもらえていたと聞いたこともあります(この地域は授乳に関しても人は人、と言うことで、4歳以上の子どもの授乳風景もよく見られました)。

一方都市Bは、トイレのしつけは家で行うもので、ナーサリー入園時はすでに終わっている、もしくは「失敗はするけど、途中の段階」で送り出しているような家族が多かったように思います。都市Aのように、ナーサリーが「サポートしてくれる!」と言うような印象は皆無でした。

トイレ・トレーニングは、例えば駐在の方々が渡英する場合、お子様方がちょうど幼齢で、引っ越しによる心の揺れと重なり、日本ではできていたものができなくなる場合もあるので、ナーサリー側が「トイトレ完了で」と言っても、そのあたりは臨機応変に対応してもらえるよう、言葉を添えておくのもよいと思います

ここではナーサリーに備えたトイレ・トレーニング事情をご紹介しましたが、番外編で『もし粗相をした場合』についても少しお話しておこうと思います。

<<『粗相をしたら』が気になる方はぜひこちらの記事へ>>

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